世界で一番わがままな君とガラスの心臓
赤いいちごシロップとガラスの心臓
「はい、風花はしっかりハンドル回しなさいよね」
「はいはい、お嬢様」
茅野家の広いキッチンの台所で、私は古びた手動のかき氷機のハンドルを握りしめた。
「……ねえ明日、せっかく私がバイパスのドラッグストアでソーダ味の棒アイス買ってきたのに、一口も食べないで冷凍庫に突っ込むことないじゃない」
「何言ってるのよノロマ。こんなチープな合成着色料とラクトアイスの塊、このカンカン照りの真昼間に食べたら一瞬で胃が冷えて心停止するわ。ソーダアイスは夜、お風呂上がりにゆっくり食べるのに決まってるでしょ。今はどう考えても、手作りのかき氷の気分なの」
「相変わらずワガママだなぁ……」
「はいはい、お嬢様」
茅野家の広いキッチンの台所で、私は古びた手動のかき氷機のハンドルを握りしめた。
「……ねえ明日、せっかく私がバイパスのドラッグストアでソーダ味の棒アイス買ってきたのに、一口も食べないで冷凍庫に突っ込むことないじゃない」
「何言ってるのよノロマ。こんなチープな合成着色料とラクトアイスの塊、このカンカン照りの真昼間に食べたら一瞬で胃が冷えて心停止するわ。ソーダアイスは夜、お風呂上がりにゆっくり食べるのに決まってるでしょ。今はどう考えても、手作りのかき氷の気分なの」
「相変わらずワガママだなぁ……」