世界で一番わがままな君とガラスの心臓
けれど、明日はその過剰な優しさと憐れみに、誰よりも激しく憤り、怒りを燃やしていた。金魚鉢の金魚みたいに可哀想がられることが、彼女の誇りをどれほど傷つけているか。


その怒りを、醜い本音を、すべてぶつけられる場所が——ここであり、私なのだ。


「……でもさ」


「なによ、まだ文句があるわけ?」


ジロリと私を睨みつけてくる明日の隣に、私は腰を下ろした。


「学校のみんなには見せられないね、この顔。……私しか知らない明日だ」


「……はあ? なによ急に気味の悪いこと言って。あんたにしか見せないんじゃないわよ、あんた以外に見せたら私の立場がなくなるから隠してるだけよ!」



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