愛される星

お帰りなさい


公園のベンチに座り、それまでの出来事を全てしぃちゃんに教えた。


「希幸!噴水だよ!」


しぃちゃんはもうしっかりと母親になっている。


「お母ちゃん、希幸、近くで見てくるね!」


希幸ちゃんはとてもしぃちゃんに似ていた。


「のんき。」

「うん?」

「今までごめんな。私、結局なんにも見てなかったんだな。」

しぃちゃんはボソっと言った。


「でも、しぃちゃんは気付けた。石垣さんを信じたい自分の気持ちに。だから今こうしてここにいるんだよ。」


しぃちゃんも今までの全てを話してくれた。


< 168 / 195 >

この作品をシェア

pagetop