禁断呪物を差し上げます。~死のタイムマシン~
第一章

真田杏

~♪~♪
ガチャ
目覚ましを止めて起き上がる。
今日も嫌な学校生活が始まるのか…。
そう思うとどうしても布団から出れなかった。
「杏!いつまで寝てるの!?遅刻するわよ!」
お母さんの怒声が二階まで響く。
仕方なく布団から出て、着替えをしながらふと、鏡を見る。
明らかに前より痩せ疲れて見える。
人間はストレスが溜まるとここまで老けるのか…。
鏡から目をそらして「行きたくないな~。」とポツリと漏らす。
ご飯も上の空で食べ家を出る。
チューリップのブレスレットを付けたこと以外他と変わらない格好。
空は私の気持ちと反し雲一つない快晴だった。
その、気持ち悪いくらいの心地良さが私の気持ちをさらに沈めた。
そんなことを考えているともう学校に着いていた。
『月葉高校』と書かれた高校の門を通る。
「おはよ…」
一応挨拶をして入ったけどそれに誰も反応しない。
いつものように一人で座ってボ~としていると急に机を蹴飛ばされた。
「おはよ~!杏!」
ニヤニヤしながら城島ふみが顔をのぞき込んできた。
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