禁断呪物を差し上げます。~死のタイムマシン~
あわてて開く。
その回は運悪く私の嫌いな単元だった。
しばらく教科書とにらめっこしているとスッと横から手が伸びた。
「はいっ!」と助け船を出してくれたのは隣の席の安藤美琴だった。
「じゃあ、安藤。真田のかわりに解いてみなさい。」
よかった。
これで全員の前で恥をかかずに済む。
「答えは………X=2です!」
「はい。不正解。」
村中に即却下され恥ずかしそうに席に座る。
「キャハハ。」とクラス中から大爆笑が起こる。
こんな風に人を笑わせることが得意な美琴はクラスの人気者だった。
ちょっと羨ましく思うと同時に私とこの子は何が違うんだろう。
という問いが浮かんできた。
同じ人間。
同じ年齢。
同じクラス。
なのに見ている世界が違う。
その回は運悪く私の嫌いな単元だった。
しばらく教科書とにらめっこしているとスッと横から手が伸びた。
「はいっ!」と助け船を出してくれたのは隣の席の安藤美琴だった。
「じゃあ、安藤。真田のかわりに解いてみなさい。」
よかった。
これで全員の前で恥をかかずに済む。
「答えは………X=2です!」
「はい。不正解。」
村中に即却下され恥ずかしそうに席に座る。
「キャハハ。」とクラス中から大爆笑が起こる。
こんな風に人を笑わせることが得意な美琴はクラスの人気者だった。
ちょっと羨ましく思うと同時に私とこの子は何が違うんだろう。
という問いが浮かんできた。
同じ人間。
同じ年齢。
同じクラス。
なのに見ている世界が違う。