禁断呪物を差し上げます。~死のタイムマシン~
そんなクラスの中心人物たちが自分たちの前にいるのだ。
そりゃ、固まるだろう。
今まで散々、自分のことを『一軍』と呼んできたがおそらくひかりたちのほうが圧倒的に立場が上だろう。
廊下の人たちまで固まり道を空けている。
「ねぇ、上履き貸して?」
ひかりが右手をふみに出す。
そして、笑った。
その笑みは恐ろしいくらい怖かった。
真の強者。
ふみは観念したようにロボットみたいなカチコチの動きで上履きを脱ぎひかりに渡した。
それを左側をみらびと良子に渡す。
二人はニッコリと笑うと持っていたペンケースからハサミを取り出し、上履きにそえた。
ジョキ
力を込め切った。
その後も手を動かし続け一分もすればズタズタの私と同じくらい酷い有様になって返ってきた。
一方ひかりたちの方は人数が多かったせいか更に酷い有様だった。

< 52 / 70 >

この作品をシェア

pagetop