禁断呪物を差し上げます。~死のタイムマシン~
次の日もクラスは澪子の話題で持ちきりだ。
まだ、悲しそうな――絶望そうな顔をした三人の顔色はさえない。
仲間が死んだことなのか、次は自分かと思い始めたのか。
たまきも美琴ちゃんもクラス中澪子の死を悲しんでるみたい。
重苦しい雰囲気に耐えられず廊下に出る。
「なんで黒田さん死んだと思う?」
「え~?わかんない!でも、ほらイジメとかしてたらしいし?自業自得じゃない?」
前から歩いてくる二人の女子の会話が聞こえてくる。
何か悪いことをしてしまったら自分に何かあっても誰も悲しんでくれない。因果応報、自業自得。そんな言葉でかたづけられる。
私も知らぬうちにそんな行動をしていないかな?
ちょっと、怖くなってきた。
ううん、きっとしてない。
紗絵はどんな風にしよう?
紗絵に踏みつけられたときのことを思いだすとお腹の横らへんがジンジンしてくる。
坂から突き落とすか――
私はそんなことを考えながら窓の外の鳥を見つめた。