先生に、100回目の告白。

「まだ帰ってなかったの?」



担任のえだちゃんと廊下でばったり会った。




「こんな晴れの日に傘なんて持って、どうしたの?」



そう言ってえだちゃんは私が手に持っている無機質なビニール傘を指差して口の端を上げた。



「この傘、昨日浅生先生に借りていて…先生に返そうと思って職員室とか探してるんだけどいなくて

…えだちゃんどこにいるか知ってる?」




私がそう尋ねると、えだちゃんは少し考えた後「ああ。」と声を上げた。



< 35 / 108 >

この作品をシェア

pagetop