攻略対象の想い人は、ナレ死予定の転生聖女 欠損を肩代わりしたら、なぜか曇った三英雄が執着してくるのですが?
「俺の実力を世界に知らしめたら、エミリエは嬉しいのか」
「うん。世界で一番すごい剣士になったら……。もう二度と、平民だからって差別されなくて済む。きっと今よりも、幸せに暮らせるね!」
なんだか私まで気分がよくなって、ニコニコと笑みを浮かべる。
左腕が使える状態であれば、両手を合わせてパンっと手を叩いていたところだ。
「どう思う」
フェドクスはしばらく無言で熟考の末、仲間たちに問いかけた。
――珍しいなぁ。
彼が、みんなに意見を求めるなんて……。
背中を預け合って魔物と戦う場面はあれど、心の底まで信頼している様子が見えなくて、ずっと心配していたのだ。
2人は顔を見合わせたあと、頼ってもらえたのが嬉しくて仕方がないと言わんばかりに口元を綻ばせ、意見を述べた。
「みんなで協力して魔王を倒しただけでも、充分賞賛に値するだろうけど……。君だけの誉れを突き詰めるのも、いいんじゃないかな」
「肩書きは多いに越したことはないぜ? まぁ、無事に魔王を倒せたらの話だがな……」
どうやら仲間たちも、賛成してくれているようだ。
誰も反対意見がないのであれば、このまま頑なに固辞するのもどうかと考えたのだろう。
「うん。世界で一番すごい剣士になったら……。もう二度と、平民だからって差別されなくて済む。きっと今よりも、幸せに暮らせるね!」
なんだか私まで気分がよくなって、ニコニコと笑みを浮かべる。
左腕が使える状態であれば、両手を合わせてパンっと手を叩いていたところだ。
「どう思う」
フェドクスはしばらく無言で熟考の末、仲間たちに問いかけた。
――珍しいなぁ。
彼が、みんなに意見を求めるなんて……。
背中を預け合って魔物と戦う場面はあれど、心の底まで信頼している様子が見えなくて、ずっと心配していたのだ。
2人は顔を見合わせたあと、頼ってもらえたのが嬉しくて仕方がないと言わんばかりに口元を綻ばせ、意見を述べた。
「みんなで協力して魔王を倒しただけでも、充分賞賛に値するだろうけど……。君だけの誉れを突き詰めるのも、いいんじゃないかな」
「肩書きは多いに越したことはないぜ? まぁ、無事に魔王を倒せたらの話だがな……」
どうやら仲間たちも、賛成してくれているようだ。
誰も反対意見がないのであれば、このまま頑なに固辞するのもどうかと考えたのだろう。