攻略対象の想い人は、ナレ死予定の転生聖女 欠損を肩代わりしたら、なぜか曇った三英雄が執着してくるのですが?
フェドクスは、ボソリと女性が待ち望んでいた解答を口にした。
「やる」
「まぁ! ありがとうございます! あなたならきっと、無冠の英雄ヴィクトリーに打ち勝てるはずです!」
彼女はようやく説得に成功できたと喜び、闘技大会の時間と場所を告げて去って行った。
「嵐のような人だったね」
「それにしたって、随分と急だよな。昼間に声をかけて、開催は2時間後とか……」
ガザンが苦言を呈するのも、無理はない。宿屋でのんびりと羽根を伸ばす時間を、奪われてしまったのだから。
「フェドクスは、僕たちよりも早くに会場入りをするんだよね」
「ああ。その間、エミリエを頼む」
「おう。任せとけ!」
ガザンは「大船に乗ったつもりでいてほしい」と言わんばかりに胸を叩いたが、フェドクスは不安が拭えないようだ。
私は「こいつらに任せていいのだろうか」と不安げな幼馴染に微笑みかけ、外出前の充電タイムに勤しむ彼の抱き枕と化したのだった。
「やる」
「まぁ! ありがとうございます! あなたならきっと、無冠の英雄ヴィクトリーに打ち勝てるはずです!」
彼女はようやく説得に成功できたと喜び、闘技大会の時間と場所を告げて去って行った。
「嵐のような人だったね」
「それにしたって、随分と急だよな。昼間に声をかけて、開催は2時間後とか……」
ガザンが苦言を呈するのも、無理はない。宿屋でのんびりと羽根を伸ばす時間を、奪われてしまったのだから。
「フェドクスは、僕たちよりも早くに会場入りをするんだよね」
「ああ。その間、エミリエを頼む」
「おう。任せとけ!」
ガザンは「大船に乗ったつもりでいてほしい」と言わんばかりに胸を叩いたが、フェドクスは不安が拭えないようだ。
私は「こいつらに任せていいのだろうか」と不安げな幼馴染に微笑みかけ、外出前の充電タイムに勤しむ彼の抱き枕と化したのだった。