攻略対象の想い人は、ナレ死予定の転生聖女 欠損を肩代わりしたら、なぜか曇った三英雄が執着してくるのですが?
「ありがとうございます。それでは、歩き始めましょう」
「い、いいのか? これ、フェドクスに見つかったら殺されんじゃねぇの……?」
「駄目でした? この体制が、お互いに一番楽だと思いますが……」
「いや、あんたがどうしてもって言うなら、協力してやるけどよ……」
「ありがとうございます!」
こうして私たちは、殿下の待つ部屋へと移動した。
「なんだか、すごい移動の仕方だね。羨ましいなぁ……」
「お見苦しいところをお見せしてしまい、申し訳ございません。1人で歩くのは、不安がありまして……」
「僕も今度、手伝わせてくれるかい?」
「もちろんです!」
ルドルフはこちらの姿を目にするなり、なぜか羨ましがった。
ここで彼だけを仲間外れにするのはどうかと思って元気よく返事したあと、椅子に座ろうとした時だった。
後方から、バタバタと慌ただしい足音が響く。
「エミリエ……!」
「お帰り。早かったね?」
「どうして、俺の隣じゃないんだ」
「さっきまで、独り占めしていたんだろう? 今だけ、許してくれないか」
フェドクスはいつの間にか私達が脱衣所からいなくなっているのに気づいて、かなり焦ったようだ。
「い、いいのか? これ、フェドクスに見つかったら殺されんじゃねぇの……?」
「駄目でした? この体制が、お互いに一番楽だと思いますが……」
「いや、あんたがどうしてもって言うなら、協力してやるけどよ……」
「ありがとうございます!」
こうして私たちは、殿下の待つ部屋へと移動した。
「なんだか、すごい移動の仕方だね。羨ましいなぁ……」
「お見苦しいところをお見せしてしまい、申し訳ございません。1人で歩くのは、不安がありまして……」
「僕も今度、手伝わせてくれるかい?」
「もちろんです!」
ルドルフはこちらの姿を目にするなり、なぜか羨ましがった。
ここで彼だけを仲間外れにするのはどうかと思って元気よく返事したあと、椅子に座ろうとした時だった。
後方から、バタバタと慌ただしい足音が響く。
「エミリエ……!」
「お帰り。早かったね?」
「どうして、俺の隣じゃないんだ」
「さっきまで、独り占めしていたんだろう? 今だけ、許してくれないか」
フェドクスはいつの間にか私達が脱衣所からいなくなっているのに気づいて、かなり焦ったようだ。