攻略対象の想い人は、ナレ死予定の転生聖女 欠損を肩代わりしたら、なぜか曇った三英雄が執着してくるのですが?
「フェドクスを倒すために、ヴィクトリーは己の身を捧げて魔王復活を目論んだが、失敗した」
「そりゃ、見てりゃわかんだろ」
「問題は、ここからだよ。成れの果てはエミリエを狙っていたように見えたんだ」
ガザンは「わざわざ前提の話なんてする必要はない」と、難色を示す。
そんな彼も、ルドルフから私の話が出た瞬間、興味深そうに口元を綻ばせた。
「なぜ、彼女が狙われるのか。フェドクスは、知っているんじゃないかい?」
全員の視線が、一斉にこちらへ集まってくる。
私は己を抱きしめる幼馴染の顔色を伺うため、上空を見上げた。
――フェドクスはまるで能面のように、表情が抜け落ちていた。
どうやらこの話は、話題にもされたくないような内容だったらしい。
「僕たちはこれから、魔王を討伐する。エミリエを狙っている理由がわからなければ、対策を練れないんだ。どうか、教えてくれないか」
――この場で怒り出して、仲間たち
に襲いかからなきゃいいけど……。
私は「嫉妬を拗らせて暴走するんじゃないか」と内心ハラハラしていたのだが、どうやらその必要はなかったようだ。
「そりゃ、見てりゃわかんだろ」
「問題は、ここからだよ。成れの果てはエミリエを狙っていたように見えたんだ」
ガザンは「わざわざ前提の話なんてする必要はない」と、難色を示す。
そんな彼も、ルドルフから私の話が出た瞬間、興味深そうに口元を綻ばせた。
「なぜ、彼女が狙われるのか。フェドクスは、知っているんじゃないかい?」
全員の視線が、一斉にこちらへ集まってくる。
私は己を抱きしめる幼馴染の顔色を伺うため、上空を見上げた。
――フェドクスはまるで能面のように、表情が抜け落ちていた。
どうやらこの話は、話題にもされたくないような内容だったらしい。
「僕たちはこれから、魔王を討伐する。エミリエを狙っている理由がわからなければ、対策を練れないんだ。どうか、教えてくれないか」
――この場で怒り出して、仲間たち
に襲いかからなきゃいいけど……。
私は「嫉妬を拗らせて暴走するんじゃないか」と内心ハラハラしていたのだが、どうやらその必要はなかったようだ。