攻略対象の想い人は、ナレ死予定の転生聖女 欠損を肩代わりしたら、なぜか曇った三英雄が執着してくるのですが?
だから。
魔王討伐のために結成された討伐隊の男たちだって、あいつらと同じ。
エミリエに仇なす連中だ。
なんとしてでも排除するべきだと、機会を窺っていた。
なのに――。
あいつらは次々にエミリエの片目と左腕を使い物にならなくしたのに、なんのお咎めもなく彼女と旅を続けている。
それに意を唱えた俺に、あの子は「これは仕方のないことだ」どこか疲れたように微笑んだ。
「復讐なんて、考えちゃ駄目だよ」
どうやらエミリエは、あいつらを大切に思っているらしい。
――許せなかった。
あの子は俺だけのものなのに。
貴族だから、王族だから。
一生消えない傷を背負ってもらったから、どうした?
どうしてエミリエは、あんな奴らと仲良くしてほしそうにするのだろう。
俺はあいつらを仲間だなんて、認めたくない。
エミリエだけが、いればいいのに――。
そうして執着心を拗らせた結果、あいつらを馬鹿に出来ない三度目の悲劇が起きた。
俺のせいで、エミリエの左足が失われたのだ。
両親が、彼女の出自を口にしたその日から――。
魔王討伐のために結成された討伐隊の男たちだって、あいつらと同じ。
エミリエに仇なす連中だ。
なんとしてでも排除するべきだと、機会を窺っていた。
なのに――。
あいつらは次々にエミリエの片目と左腕を使い物にならなくしたのに、なんのお咎めもなく彼女と旅を続けている。
それに意を唱えた俺に、あの子は「これは仕方のないことだ」どこか疲れたように微笑んだ。
「復讐なんて、考えちゃ駄目だよ」
どうやらエミリエは、あいつらを大切に思っているらしい。
――許せなかった。
あの子は俺だけのものなのに。
貴族だから、王族だから。
一生消えない傷を背負ってもらったから、どうした?
どうしてエミリエは、あんな奴らと仲良くしてほしそうにするのだろう。
俺はあいつらを仲間だなんて、認めたくない。
エミリエだけが、いればいいのに――。
そうして執着心を拗らせた結果、あいつらを馬鹿に出来ない三度目の悲劇が起きた。
俺のせいで、エミリエの左足が失われたのだ。
両親が、彼女の出自を口にしたその日から――。