攻略対象の想い人は、ナレ死予定の転生聖女 欠損を肩代わりしたら、なぜか曇った三英雄が執着してくるのですが?
「ごめんね……」
エミリエは俺が聖騎士団長になれないのは、無能聖女と陰口を叩かれる自分のせいだと責任を感じているようだ。
しかし、それには大きな語弊がある。
俺はなれないんじゃない。
断ったのだ。
聖騎士団長として軍を指揮する立場になれば、エミリエと離れている時間が長くなる。そんなのは、絶対に駄目だ。
麗しきティルタラーテ王国の隠し子を、彼女の事情を知らぬ男になど任せられない。
エミリエと言葉を交わし、背中をくっつけ、触れ合う権利があるのは――俺だけだ。
「フェドクス」
あの子は日を増すごとに、美しく成長をしている。
神殿内では無能と呼ばれているせいで、彼女が可憐な花だと気づいた男はほとんどいないようだが――。
それも、いつまで持つかはわからない。
これまで散々、エミリエを馬鹿にしてきたのだ。
そんな奴らに彼女を奪われるなんて、冗談じゃない。
もしも、そんな時が来たら――全員、俺がこの手で殺してやる。
俺にとって神殿で暮らす連中は、誰も彼もが一切信用に値しない敵だった。
エミリエは俺が聖騎士団長になれないのは、無能聖女と陰口を叩かれる自分のせいだと責任を感じているようだ。
しかし、それには大きな語弊がある。
俺はなれないんじゃない。
断ったのだ。
聖騎士団長として軍を指揮する立場になれば、エミリエと離れている時間が長くなる。そんなのは、絶対に駄目だ。
麗しきティルタラーテ王国の隠し子を、彼女の事情を知らぬ男になど任せられない。
エミリエと言葉を交わし、背中をくっつけ、触れ合う権利があるのは――俺だけだ。
「フェドクス」
あの子は日を増すごとに、美しく成長をしている。
神殿内では無能と呼ばれているせいで、彼女が可憐な花だと気づいた男はほとんどいないようだが――。
それも、いつまで持つかはわからない。
これまで散々、エミリエを馬鹿にしてきたのだ。
そんな奴らに彼女を奪われるなんて、冗談じゃない。
もしも、そんな時が来たら――全員、俺がこの手で殺してやる。
俺にとって神殿で暮らす連中は、誰も彼もが一切信用に値しない敵だった。