君の歌声に恋をした。天才作曲家と無自覚天然少女。

「あの……」




「何?」










「……小海さんって、やっぱり眼鏡なんですね」











言った瞬間。


澪自身が固まった。






――何を言ってるの、私。








小海も少し黙った。




「……そうだけど」







「す、すみません! 変なこと言いました!」




澪が慌てて頭を下げる。





小海はそんな澪を見ていた。



さっきまで緊張していたのに、変なところで天然なのだろうか。







動画のコメント欄で見た「ふわふわした子」という印象が、少しだけ理解できた。



< 19 / 100 >

この作品をシェア

pagetop