君の歌声に恋をした。天才作曲家と無自覚天然少女。
気がつけば、最初の予定よりずっと長く制作していた。


「今日はここまでにしよう」


小海がそう言うと、澪は少し名残惜しそうにパソコンの画面を見た。



「もう少しやりたかったです」


「明日もあるから」



「……はい」




帰り際。


澪は玄関で靴を履きながら振り返った。


「今日はありがとうございました」


「こちらこそ」


「次もよろしくお願いします」


「うん」


澪が帰っていく。
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