君の歌声に恋をした。天才作曲家と無自覚天然少女。

「どうした?」


「な、何でもないです」


「顔、赤いけど」


「暑いだけです!」




「今日は寒いけど」


「……」


澪は何も言い返せなかった。



小海はそんな澪を見て、少しだけ笑った。


「じゃあ、もう一回やってみよう」


「はい……」




その日の帰り。
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