君の歌声に恋をした。天才作曲家と無自覚天然少女。

一方、その頃カフェでは。




「それで、あんたはどうしたいの?」


小海の向かいに座っていた女性――姉の凛が、呆れたように尋ねていた。


「どうって?」


「だから、その子のこと」


「……」


小海はコーヒーを飲んだ。





「好きなんでしょ?」


「……たぶん」


「たぶんじゃないでしょ」



凛は笑う。
< 33 / 100 >

この作品をシェア

pagetop