君の歌声に恋をした。天才作曲家と無自覚天然少女。
「最近ずっとその子の話ばっかりしてるじゃん」
「仕事の話」
「はいはい」
「本当に仕事だから」
「じゃあ、なんで私に恋愛相談してるの?」
「……」
小海は黙った。
凛は楽しそうに笑った。
「分かりやすい弟だねえ」
「うるさい」
「ちゃんと大切にしなよ」
「分かってる」
「相手はまだ高校生なんだから、焦らないこと」
「……うん」
小海は真面目な顔で頷いた。