君の歌声に恋をした。天才作曲家と無自覚天然少女。

小海はそんな彼女を横目で見た。


本当は、自分だって緊張している。


ただ、それ以上に。




ステージに立つ澪がどんな顔をするのか、それが気になっていた。


やがて二人の名前が呼ばれる。


澪が一歩前へ出る。


客席から大きな歓声が上がった。


「……わ」


澪が思わず立ち止まりそうになる。
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