君の歌声に恋をした。天才作曲家と無自覚天然少女。

「小海さん……」


「何?」


「手、冷たいです」


「緊張してるからだろ」


「小海さんは緊張しないんですか?」



「してるよ」



「えっ」



澪が驚いて顔を上げる。


小海はいつもと変わらない表情をしている。


「……全然見えないです」


「見せてないから」


「すごい……」


澪は感心したように呟いた。
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