君の歌声に恋をした。天才作曲家と無自覚天然少女。
小海は真剣だった。
「急に言ってごめん。でも、これ以上隠しておくのも違うと思った」
澪は何も言えなかった。
嬉しい。
嬉しいのに。
驚きの方が大きかった。
自分も好きなのに。
まだ自分の気持ちを整理できていない。
「……ごめんなさい」
小海の表情が少しだけ曇る。
「……うん」
「違うんです。嫌とかじゃなくて……」
澪は必死に言葉を探した。
「少しだけ、考えさせてください」