君の歌声に恋をした。天才作曲家と無自覚天然少女。
第十六章 すれ違う二人
告白をされてから、澪はますます小海を意識するようになった。
以前なら普通に話せていたのに。
今は目が合うだけで恥ずかしい。
名前を呼ばれるだけで胸が高鳴る。
だから、どうしても挙動がおかしくなる。
「澪、次の予定だけど」
「はいっ!」
「……そんなに驚かなくても」
「すみません!」
「いや、謝らなくていいけど」
小海は困ったように笑う。
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第十六章 すれ違う二人