君の歌声に恋をした。天才作曲家と無自覚天然少女。

澪の歌声が部屋に流れた。




小海は何も言わなかった。




ただ、最初の数秒を聴いたところで、作業中だったパソコンの画面から視線を外した。




少し高めで、柔らかい声。




けれど、ただ可愛らしいだけではない。




音程が安定している。




息の使い方にも特徴がある。





そして何より、歌い方に変な癖がない。




小海は最後まで聴き終えると、無意識にもう一度再生した。


< 9 / 100 >

この作品をシェア

pagetop