こんな私を好きになって、くれますか?
エピローグ:迷いのない空の下で
あれから、私たち3人は少しだけ変わった。
放課後のカフェテリア。
以前みたいに縮こまったり、隠したりすることなく、私たちはそれぞれ隣にいる大切な人たち――蓮、陸、湊と一緒に笑い合っている。
「ねえ、聞いてよ。この前また背が伸びちゃってさ」と、葵が豪快に笑う。
「私なんて、前髪上げたらみんなが『可愛い』って言うから調子乗っちゃうじゃない」と、凛がすまし顔で紅茶を飲む。
「もう、ふたりともノロケすぎ!」と、私は蓮の腕をぎゅっと掴みながらぷくっと頬を膨らませた。
高すぎる身長も、一重の目も、小さすぎて隠したい体型も。
コンプレックスだらけだった私たちの「こんな私」を、まるごと「好き」だと言ってくれる人がいる。
もう、自分の見た目に迷う必要なんてない。
私たちはそれぞれのペースで、胸を張って、この世界で一番大好きな人と歩いていくんだから。