雪恋


「さっきから、貴方は……何なんですか?


私が虐待されていたとして、貴方にどうすることも出来ないでしょ?」




「僕は君を助けに、会いに来たんだ。


僕が招いた、悲劇に落とし前をつけるためにね」



「どうゆうこと……」




「言っておくけど、僕は国際剣道に出た実力者だよ。


君の異常なくらいの上達スピードは、正直言って、おかしいよ。



剣道仲間の噂で耳いるぐらいに入ってるからね」



一口、グレー男はコーヒーを含んで私に指さした。



「今どきの女子生徒とは思えないくらいだよ。


剣道よりの筋肉が、発達しすぎてる。


パッと見ただけで分かる。


1日中、稽古してないとその筋力は中々つかないってね。


ほら。


もう、シップ貼っただけなのに立ててるし」


思わず後ずさった。

全てを言い当てられて、ぐっと何かが胸に込み上げてくるものがある。



悔しさとか、虚しさとか、ホッとする気持ちとか。



「とにかく、今の君を見逃すわけにはいかないよ。


通報するしかないかなー、これは」


< 8 / 8 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

  • 処理中にエラーが発生したためひとこと感想を投票できません。
  • 投票する

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop