甘い初恋を、もう一度。 〜final〜
あ、綾人さん、強い…!
すごい…。
「華恋。大丈夫か?」
「あっ…綾人さん、ありがとうございます!」
わたしはそうお礼を言った。
…ん?
視線に気づいて綾人さんを見ると、わたしのことをまじまじと見つめていた。
「え、えと…綾人さん、どうかしましたかっ?」
わ、わたしの格好、なにか変だったかなぁ…?
「いや…」
綾人さんの耳が真っ赤だった。
「華恋が、可愛いなって思っただけ」
なっ…!
「か、可愛くないですっ…」
は、恥ずかしい…。
「綾人さんも、かっこいいです…」
わたしは素直にそう伝えた。
「…。」
ふふふっ、綾人さんの照れ顔、レアだ…っ!
わたしはにこっと微笑む。
「綾人さん、もしかして照れてます?」
わたしがそういう。
「そんなんじゃまたナンパされるぞ」
綾人さんは心配症だなぁ…。
そういうところ、まだ"綾くん"と変わってない。
わたしは大好きだった綾くんを思い出して、にいっと微笑んだ。


