冷徹執事は溺愛を隠さない
「零の欲しい物って?」

私が聞くと零は私をじぃっと見つめる。

・・・・・・??????????

「・・・・・・?」

「・・・・・・」

あまりに沈黙が続くせいで互いの呼吸音が微かに聞こえる。



「馬鹿じゃねぇの」



執事くんから出てきた言葉はこれだった。

「へ?」

「男の部屋にノコノコと入ってさ」

そう言いながら零は猫を撫でるかのように私の頬に右手で触れる。

少しくすぐったく、私は肩に頬を近づけるように首を動かす。

すると零は眉を顰めた。

「そういうとことか。馬鹿だろ。煽りすぎ」

あ、あおり・・・・・・?

零の敬語が抜けたからか。

零に頬を撫でられてるからか。

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