冷徹執事は溺愛を隠さない
それが第一の感想だった。

零の欲しい物がまさかの私だったってのもだけど、それ以上に・・・・・・。

目の前の零が信じられない。

こんな甘っっっ甘な零、知らないってっ・・・・・・。

「胡々は分かんないだろうけど俺って捕食者なわけなんだって」

ほ、捕食者・・・・・・?

いきなり謎の比喩表現を始める零。

「で、胡々は獲物で被食者。分かったか?」

え、え?

言葉一つ一つの意味は分かる。

でも零の意図が一ミリも分かんない。

だって言葉の意味のまま受け取れば私は零に食べられるってことでしょ・・・・・・?

でも人間が人間を食べることなんて出来ない。

じゃあ、どういう意味?

「はぁ。胡々のそういう所、本当に無理」

そう言っていつも無表情なのに零はまさかの行動を起こした。

「ばーーか」

舌を出し、零は言った。

さっきの敬語が抜けて私が欲しいと言った零も衝撃だけど、こんなクラスの男子みたいな行動をする零も驚く。

< 13 / 15 >

この作品をシェア

pagetop