71歳の恋愛小説家
税理士にも相談して、不動産の方の主人の持ち分の二分の一をそれぞれ三人の子供達に相続させることにしたほうが良いと判断した。

そのほうが彼らにも収入が入るし、一旦加奈子がすべてを相続すると加奈子が死んだ時にまたそれを子供達が相続することになる。

すべてをそれぞれが相続するので、夫の分は二重の相続になる。

相続税が払えるぐらいに主人名義の貯金から現金もそれぞれ三人に渡すことに決めた。

三人で話あってどの不動産がいいか決めなさいと言ったので、三人で話し合ったようだ。

一番下の次男は、俺は残りでいいよ。何もわからないし、と言ったらしい。次男らしい。

賃貸の管理はそれぞれ任せている所があるので、毎月の事はそんなに面倒な事ではない

ただ、退去があった時に自分で判断することがあるので、それが少し面倒だ。

駐車場も同じく管理会社に任せている。

ここは何も面倒な事はなく半分は近くの会社が借り上げているので、毎月ほとんど動きはない。

ただ駐車料金が毎月振り込まれているか確認するだけだ。

時々、看板を付けさせて欲しいと言ってくる会社がある。

加奈子が生きているうちは、賃貸も駐車場も今まで通りに加奈子が対応するつもりなので、子供達は毎月の収入が入って来るので、嬉しいだろう。

だが、収入が増えるという事は税金が増えるという事だ。

その辺も税理士に説明してもらった。

これからは毎年確定申告をしなければならない。

税理士の先生に任せておけばいいのだが、経費として落とせる物をしっかり把握しておかなければならない。

それを確定申告の時に税理士に報告して経費として落としてもらえれば税金は少しでも下がるのだ。

案外自分で投資をやっている次男がその辺を把握していたのには少し驚いた。

長男と長女は何も知らなくて勉強になったと言っていた。
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