この世界で一番輝く星
明けの明星
ピピピピ。ピピピピ。

朝5時、起床を知らせるアラームが耳元で響く。
「…ん」

まだ誰もいないリビングへ続く階段を音を立てないよう、静かに進む。
いつも通りの朝食を作り、食卓に並べる。
「…いただきます」
朝食を済ませ、支度をしたら少し早いが家を出る。
「行ってきます
この声がお母さんに届いているかは分からないがきっと届いている、そう信じて。
駅に着いたらいつもの電車、いつもの入口から乗る。
そしていつものようにニュースを聞く、こんな惰性な日々を繰り返して意味なんかあるのだろうか。…いや、刀だけ無駄だろう、そうわかっていても考えずにはいられなかった。
「ー今日未明、超新星爆発の観測に成功しました。これについてー」
…超新星爆発。その言葉を聞いて少し上をむくと。その画面には初めて見る美しい景色が映されていた。
「…きれ、い」
星が一生の最期に起こす、宇宙で最も激しい大爆発現象。それはとても魅力的で、惹き付けられてしまった。
───超新星爆発のように美しく散れたらな、なんて思ってしまうくらいに。
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