この世界で一番輝く星
いつものように、誰もいない教室へと入る。
この時間は静かだし、本を読んでいればすぐだ。きっと今日もいつも通りの1日が始まるのだと。
ーーそう思っていた。
「ーねぇ、高瀬さん」
「…?…なんですか?」
この人は…クラスメイトの人なのだろうか?
「高瀬さんってさーなんでいつもクラスの端っこで静かにしてるの?」
「…特に意味はないですが、…楽なので」
「へー。…高嶺の花ってどんな気持ち?」
「……なんのことですか」
「そうやって自分は他とは違う、みたいな顔しちゃって。正直言ってウザイんだよねw」
「そんなつもりはないのですが…」
「とぼけるんだ?そーゆーのうざったいからさぁ…死んじまえよ?」
「なっ…そ、そんなの嫌ですっ……」
ガラガラッ
「おはよう」
「!」
「…ちっ」
逃げていってしまった…死ね、か……
「……ねぇ、高瀬さん?」
「……あっ、はい!」
「大丈夫だった?」
「あ、はい!もう大丈夫です。さっきはありがとうございました。」
「あ、いや僕は何もしてないよ!」
「…でもさ、何かあったらいつでも言ってね、相談に乗るから。」
「…ありがとうございます。」
ー夕凪 凛。あまり名前を覚えていない私でも覚えている名前。きっと学級委員としての責任で助けてくれたんだろう。