あやかしと宇宙防衛隊
「俺はレギュラス。エイリアンの研究を独自に行なっている者だ。……ああ、勘違いしないでくれ。地球や他の惑星をエイリアンから守りたいがための研究じゃない。壊すための研究だ」

「……つまり、エイリアンを生み出しているということですか?」

ハートが拳を握り締める。イヅナは辺りを見回す。自分が持っていたはずの薙刀は、当然ながら檻の中にはない。

「人間をエイリアンにしたい。お前らはその目的のための実験体だ。明日から実験を開始するから心しておけ。以上」

男性はそう言い、檻の前から去っていく。イヅナの体が震えた。

(私、エイリアンにされてしまうの……?)

不安でいっぱいになるイヅナを、ハートが抱き締める。

「大丈夫です。きっと、大丈夫だから……」

ハートの声は震えていた。しかし、人の手の温もりが、この残酷な檻の中の空気を和らげるような気がして、イヅナはただそれに縋る。

(助けて……)

イヅナは心の中で助けを叫んだ。
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