経営企画部の彼が半年間、彼女に連絡できなかった理由│Quiet Strength×Soft Strength2
 あ、もっと…。

 その内、ここまでなら大丈夫と理解した体が勝手に司を求めだした。ここまでなら安心して楽しめる。もっと、もっと。そんな自分に、いいよと司は付き合ってくれる。

 やがてたっぷりと愛してくれた後に司が囁いた。

「綾ちゃん。いきたい?」

 崩しちゃおうか。これ。と、司が笑う。それは司が作った綾音の中。だから怖かったし、好きにできるのは司だけ。散々遊んで弄って触れて、焦らして自分を夢中にさせてくれた。

 あんな風に積み上がったのは、司が丁寧に愛してくれたからだ。まだそれで遊んでいたい気もする。でも、それが一気に崩れる様はどれだけ気持ちが良いだろう。

 どちらを想像しても体が震える。

「…司君…」

「ん?」

「…の、好きに、して…」

 司に預ければ、きっと一番気持ち良くなれる。全部綺麗に崩してくれる。

 その言葉に司は一瞬目を丸くした。けれど小さく笑って呟く。

「いいの? じゃあ、好きにする」
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