経営企画部の彼が半年間、彼女に連絡できなかった理由│Quiet Strength×Soft Strength2
 そう言いながら司が深くまでゆっくり入り込んできて思わず身構えた。ぎゅっと目を閉じた真っ暗な視界に、胸に舌が這った感触に体が震える。これだけでもう、崩れそう。崩れちゃうかも。もう、無くなっちゃうかも。でも崩れない。

 どうしよう。やっぱり怖い。怖いと言うよりも緊張する。

 急に体が揺れて声が零れ落ちた。

「あ…っあ…ん…っ」

 慌てて口を手で押さえたら、司がその手を指でなぞって笑う。

「声我慢しちゃ駄目でしょ? 綾ちゃん」

 咎められて泣きそうになった。だって、急にそんな事されたら。

「こっち向いて」

 やだやだ。と、首を振ったら司が囁く。

「キスしたい。こっち向いて」

 止まってくれたから恐る恐る司を見上げた。その自分に司は深いキスをくれる。それだけで疼いた体に司が笑った。だって、体が勝手に。

「ん…や、だ…っ」

「何で? 好きにして良いんでしょ?」

 間近で見られながら、顔を逸らせずに体を揺すられて泣きそうになった。やだ。こんなの見ないで。

 でも、そんな自分を司は救ってくれる。
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