経営企画部の彼が半年間、彼女に連絡できなかった理由│Quiet Strength×Soft Strength2
「どうしたの?」

「え、も、もう……」

 あれ? 何で? と、混乱しながら呟きかけたら司は耳元で囁いた。

「俺、まだだから。もう少し頑張って」

 それはわざとだと伝わってきた。何でそんな事……。

「ひえ……」

 無理。もう無理。と、首を振った綾音に司は笑う。

「大丈夫」

 ほら。まだここにあるから。と、崩れ落ちたそれに触れた司に体が反応する。積み上げるだけではない遊び方を司は知っている。それがそこにあれば綾音を悦ばせられるもの。

 でも綾音はそれを知らない。ただ、体だけが反応して混乱する。もう無理。こんなの駄目。その綾音を見て司は笑う。

「好きにして良いって言ったじゃん」

 もっとしようよ。これはこれできっと気持ち良いよ。と、誘惑するように囁いて、司は優しく愛撫してくれる。待って、待って。と、抵抗しても体はいつも理性を無視する。司が触れて悦ぶ体は、ずるずると引き摺られていく。こんなのやだ。見られたくない。

 でも、それが堪らなく可愛い。もっと自分に反応して駄目になって欲しい。そんな風に司は愛してくれる。それをじっくりと教え込ませるように可愛がられて、結局思っていたよりずっと司の好きにされてしまった。
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