経営企画部の彼が半年間、彼女に連絡できなかった理由│Quiet Strength×Soft Strength2
株主総会の質疑応答対策2
経営企画部の人間は、役員の前でも発言を躊躇わなくなっていた。躊躇っていたら進まない局面を、既に何度も経験していた。ここで沈黙する時間も惜しい。そして同じ認識でいる役員もそれを容認する。ましてや会社の力になる行動を止める理由が無い。
「な、何でそう思ったんですか…?」
竹田が隣で呟く。何故? どうして? 理由は? それもこのメンバーの中では躊躇いなく交わされるようになった言葉。分からなければ聞けばいい。無理なら調べれば良い。それだけだ。
「特許の質問だったし…答えとして読んでみたら合ってるかなって…」
「…あ、本当だ…」
でも、これで良いのか? 逆算をして正解を確認しても本番では使えない。そう思って混乱したその場に、司が次の質問を口にした。
「では、今回の特許出願は将来的に収益へどの程度貢献すると見込んでいますか。審査の進捗も含めて説明して下さい」
「な、何でそう思ったんですか…?」
竹田が隣で呟く。何故? どうして? 理由は? それもこのメンバーの中では躊躇いなく交わされるようになった言葉。分からなければ聞けばいい。無理なら調べれば良い。それだけだ。
「特許の質問だったし…答えとして読んでみたら合ってるかなって…」
「…あ、本当だ…」
でも、これで良いのか? 逆算をして正解を確認しても本番では使えない。そう思って混乱したその場に、司が次の質問を口にした。
「では、今回の特許出願は将来的に収益へどの程度貢献すると見込んでいますか。審査の進捗も含めて説明して下さい」