経営企画部の彼が半年間、彼女に連絡できなかった理由│Quiet Strength×Soft Strength2
「どうしたの?」
そう聞いても綾音は即答しない。何て言うべきかと言葉を選んでいる様子。
その綾音を見ても、二人の仲に何かあったとは思わない舞。だって、あの司が綾音を雑に扱う筈も手放す訳もないのである。でも綾音の様子は明らかにおかしい。だとしたら、うーんと。
「上野、どっか遠くにに飛ばされたとか?」
ううん。と、綾音は首を横に振った。
「え? 転職?」
ううん。
「…仕事は変わらず?」
うん。
「…え? それで綾がもじもじする理由、何かある?」
あいつはどうせ、仕事もばりばりしてるでしょ? 人間関係だって人垂らしが困る問題じゃないし、もしも理不尽な目に合ったら脊髄反射で会社を辞めると思う。それでも困らないと思う。その司が仕事も続けてて綾音がこうなる理由なんて思い付かないんだけど。
う…うーーーーーーん…。と、綾音は困ったように少し唸った。そして言い辛そうにこんな事を言う。
「実は今年に入ってから、全然連絡取ってなくて…」
「…はあ?」
綾音のその言葉に舞は目を丸くした。綾音はともかく、そんな事したら司の方が息切れしそうなものなのに。冗談じゃ無くて本当に死ぬぞ。どうした。何があった。
「いつから会ってないの?」
「…年末年始のお休みに一度会ったきり」
「そこから連絡もないの?」
「うん。…仕事始まる前はあったんだけど」
比喩ではなく、本当に全然連絡を取っていないらしい。
「仕事が忙しいの?」
「…う、ん」
何やら迷いつつ、綾音は頷く。あー。まさか。と舞は気付いた。
「上野がそう言った訳じゃないの?」
「…うん」
「でも仕事だろうって思ってるって事?」
「……うん」
…はーーー。と、舞は頭を落として大きなため息をついた。甘い。綾音は甘いんだよ。世の中そんな男ばかりじゃないんだよ? と、流石に呆れてしまう。盲目的に司を信じるのも考えものだ。自分だけでも冷静にならないと。
そう聞いても綾音は即答しない。何て言うべきかと言葉を選んでいる様子。
その綾音を見ても、二人の仲に何かあったとは思わない舞。だって、あの司が綾音を雑に扱う筈も手放す訳もないのである。でも綾音の様子は明らかにおかしい。だとしたら、うーんと。
「上野、どっか遠くにに飛ばされたとか?」
ううん。と、綾音は首を横に振った。
「え? 転職?」
ううん。
「…仕事は変わらず?」
うん。
「…え? それで綾がもじもじする理由、何かある?」
あいつはどうせ、仕事もばりばりしてるでしょ? 人間関係だって人垂らしが困る問題じゃないし、もしも理不尽な目に合ったら脊髄反射で会社を辞めると思う。それでも困らないと思う。その司が仕事も続けてて綾音がこうなる理由なんて思い付かないんだけど。
う…うーーーーーーん…。と、綾音は困ったように少し唸った。そして言い辛そうにこんな事を言う。
「実は今年に入ってから、全然連絡取ってなくて…」
「…はあ?」
綾音のその言葉に舞は目を丸くした。綾音はともかく、そんな事したら司の方が息切れしそうなものなのに。冗談じゃ無くて本当に死ぬぞ。どうした。何があった。
「いつから会ってないの?」
「…年末年始のお休みに一度会ったきり」
「そこから連絡もないの?」
「うん。…仕事始まる前はあったんだけど」
比喩ではなく、本当に全然連絡を取っていないらしい。
「仕事が忙しいの?」
「…う、ん」
何やら迷いつつ、綾音は頷く。あー。まさか。と舞は気付いた。
「上野がそう言った訳じゃないの?」
「…うん」
「でも仕事だろうって思ってるって事?」
「……うん」
…はーーー。と、舞は頭を落として大きなため息をついた。甘い。綾音は甘いんだよ。世の中そんな男ばかりじゃないんだよ? と、流石に呆れてしまう。盲目的に司を信じるのも考えものだ。自分だけでも冷静にならないと。