経営企画部の彼が半年間、彼女に連絡できなかった理由│Quiet Strength×Soft Strength2
株主総会2
その声に再び緊張した。今まで緊張で押し込められていた汗が、ほんの僅かに気が緩んだ瞬間、一気に噴き出したのを感じる。まずい。まだ終わっていない。それを悟られないように、竹田は曲がってもいなかった背筋をさらに伸ばした。
立ち上がった白髪の小柄な男性は、恐縮したようにマイクを受け取ると、社長を見上げて小さな声でこう言った。
「八二六番の福原です。ええ…私は御社の技術力と実直さが好きで、長く株を持ち続けてきた者です。正直、これまでの御社は主張が控えめというか、少し不器用な感じがあって…それもまた魅力でもありました」
マイク越しでも小さな声は、きちんと周囲に行き渡る。そして、その質問が練習してきたものとは全く違う事を察して、一瞬力が抜けた後に怖くなった。
「そんな御社が、ここ最近は驚くほど発信力が増していて……素人の質問で恐縮なのですが、どうしてこんなに変化できたのか教えて頂けませんでしょうか?」
立ち上がった白髪の小柄な男性は、恐縮したようにマイクを受け取ると、社長を見上げて小さな声でこう言った。
「八二六番の福原です。ええ…私は御社の技術力と実直さが好きで、長く株を持ち続けてきた者です。正直、これまでの御社は主張が控えめというか、少し不器用な感じがあって…それもまた魅力でもありました」
マイク越しでも小さな声は、きちんと周囲に行き渡る。そして、その質問が練習してきたものとは全く違う事を察して、一瞬力が抜けた後に怖くなった。
「そんな御社が、ここ最近は驚くほど発信力が増していて……素人の質問で恐縮なのですが、どうしてこんなに変化できたのか教えて頂けませんでしょうか?」