経営企画部の彼が半年間、彼女に連絡できなかった理由│Quiet Strength×Soft Strength2
 食事を終えて、司が食器を洗っている間に支度をすることにする。ベッドルームを使って良いと言われたのでそこに向かおうとしたら、何かに気付いた様子の司が慌てて追いかけてきた。

「ねぇ、綾ちゃん」

「え?」

「あのさ。服、やばくない? 昨日と同じ服着て会社行って大丈夫?」

「…あ…」

 あう…。と、気付かずにいて欲しかったことを質問されて綾音は赤面した。でも聞かれれば隠す必要も無い。司に心配を掛けたくもない。用意周到なことには照れるけれど、綾音は正直に白状した。

「あの…実は…昨日、舞ちゃんと一緒にいて…」

 立花? と、司は目を丸くする。

「司君のところに行くって言ったら、その、服を…持って行けって…」
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