弁護士さん、恋愛の仕方がわかりません
常に膝枕やよしよし、婚姻を狙ってくる高嶺さん。
まったく、油断も隙もあったもんじゃない。

私は大きくため息をつくが、隣の高嶺さんは先ほどよりもどこか生き生きしている。
背筋を伸ばし、手のひらにある苺大福を見つめていた。

「本日より僕と田中さんは友人ということで」
「はい。でも膝枕とよしよしはありませんからね」
「それはまた持ち帰り、検討を重ねることにします」

せんでいいのだが…。

突っ込んだところでいうことを聞かないのはわかっているので、あえてスルーしておく。

「明日からはいつも通りコンビニ来てくださいね」
「それは、店員としてですか?それとも友人として?」
「どっちもです」
「では僕も…一つ友人として、お願いがあります」

ピシッとネクタイ…がなかったのでスウェットを整え、居住まいを正す高嶺さん。
そして、身体を少し私のほうへ向ける。

私もつられて両手を膝の上に置き、向かい合った。
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