弁護士さん、恋愛の仕方がわかりません

第三条 新人の配属に伴う、最大級の警戒

今日のコンビニはフル回転。

揚げ物割引セールで近所の主婦(主夫)層が財布を握りしめ、血眼になってコロッケや唐揚げをこれでもかと購入していく。

私と、ヘルプに入ってくれていた第二のタナカさんがひたすら揚げに揚げまくり。
ストックのコロッケが無くなってようやく、私たちのコンビニに平穏が訪れた。

「お疲れ様でした〜」
「タナカさん、ありがとうございました!」
「いいのよ〜!じゃあ、また来週ね〜!」

タナカさんが帰り、その頃になって一人の男の人が真新しい制服を着てバックヤードから店内へやって来た。

「あ、もしかして先週入ったっていう…」
「はい!松田(まつだ)です、よろしくお願いします」

ひょろりと背の高い金髪の松田くんは、別のコンビニで働いていたらしく、仕事の覚えが早いとみんなから大絶賛だった。

さすがに揚げ物割引セールの戦場へは出さなかったけれど、深夜枠、しかも覚えの早い即戦力としてありがたい新人くんである。

「田中みよです。22時半までだから少ししか被らないけれど、よろしくお願いします」
「はい!じゃあ俺、ドリンク補充いってきます」
「はーい!お願いしまーす!」
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