極甘クールな芸能人幼なじみの意地悪な溺愛デート編
自分の世界に入り込んでしまってて、きづいたらアイスが。
「わ、落ちる」
雪崩れそうなったところをナツ君に食べられた。
「えー、半分以上も!」
「突っ込むのそこなんだ」
眼鏡のせいで賢くて真面目そうな彼氏君に笑われた。
「ごめんって。こっちあげるから」
「うん、でも……」
ナツ君のソーダ味、くれるっていうけど。ちょっと、なんていうか。
あの、その、だって。人前で。
「要らないんだ?」
なんて迷ってるうちにナツ君は自分のアイスを全部食べてしまった。
「えー、ちょっとくらい食べたかったのに!」
「だって俺のも溶けてたし」
ナツ君がそんな子供っぽい意地悪をするなんて思わなかった。
「あれ、ホーム誰もいなくなった」
「へ? あ、ほんとだね」
辺りを見回してから振り返ったらちゅ、って。
「味見くらいはできた?」
私の唇は、ほのかにソーダ味。
見上げたナツ君のはにかんだ笑顔の後ろには青空と真っ白な入道雲。
間接キスなんかに戸惑ってる場合じゃなかった。
朝からずっときゅんが止まらないし、ナツ君て自由すぎてほんとずるい。