マッチングした相手は片想いの社長でした
それより、また助けてもらっちゃった。

意識しないようにしているのに、こんなことをされたらまた期待してしまう。

社長はパンフレットを持ったまま、不意に私を見た。

「なあ、今度どこか遊びに行かないか」

「え?」

今、何て?

「君の好きなとこ行こう」

冗談を言っているようには見えなかった。

どうしてそんなこと言うの?

この前は二人で焼肉を食べた。

私が倒れたことも覚えていてくれた。

今日はパンフレットを持ってくれて、そのうえ今度は二人で遊びに行こうなんて。

嬉しい。でも、嬉しいと思っちゃいけない。

「そんなの誤解します」

「誤解?」

「私に気があるような……」

言ってしまった。
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