マッチングした相手は片想いの社長でした
「それだけ那奈は大切にされてるんだよ」
「違うわよ」
思わず顔を上げた。
「お父さんが頑固なだけ。昔からそうなの。自分がこうって決めたら、人の話なんて全然聞かなくて……」
「俺は断られてよかったと思う」
「ええ? ウソ」
涙も忘れて春樹さんを見る。
結婚の許しをもらいに行って、帰れと言われた人の言葉とは思えない。
けれど春樹さんは本気らしい。
「本当だよ」
「どうして?」
春樹さんが私の頬に残った涙を指で拭う。
「ますます那奈と結婚したくなった」
「春樹さん……」
「知ってるだろ。欲しい物は手に入れるって」
その言い方があまりにも春樹さんらしくて、私はとうとう笑ってしまった。
この人には敵わない。
「違うわよ」
思わず顔を上げた。
「お父さんが頑固なだけ。昔からそうなの。自分がこうって決めたら、人の話なんて全然聞かなくて……」
「俺は断られてよかったと思う」
「ええ? ウソ」
涙も忘れて春樹さんを見る。
結婚の許しをもらいに行って、帰れと言われた人の言葉とは思えない。
けれど春樹さんは本気らしい。
「本当だよ」
「どうして?」
春樹さんが私の頬に残った涙を指で拭う。
「ますます那奈と結婚したくなった」
「春樹さん……」
「知ってるだろ。欲しい物は手に入れるって」
その言い方があまりにも春樹さんらしくて、私はとうとう笑ってしまった。
この人には敵わない。