マッチングした相手は片想いの社長でした
そして――。

その人の妻になる日が来ることも。

「春樹さん」

「ん?」

「大好き」

春樹さんが笑った。

「知ってる」

「もう」

「俺の方が好きだからな」

「それ、ずっと言うの?」

「一生言う」

私は笑いながら、春樹さんの胸に頬を寄せた。

もう、忘れなくていい。

もう、遠くから見つめなくていい。

この人の隣が、私の居場所だから。

マッチングした相手は――

私がずっと片想いしていた社長でした。

そして今は、

世界で一番愛している、私の夫です。

――完――
< 294 / 295 >

この作品をシェア

pagetop