マッチングした相手は片想いの社長でした
「ああ、そうだね」
昨日の夜のことなんてなかったみたい。
でも、それでいい。
ここは会社だもの。
私は資料を受け取って席へ戻った。
資料には、いくつもの付箋が貼られている。
必要な数字、確認してほしい箇所、参考資料。
相変わらず細かい。
「春樹さんらしい」
思わず微笑み、資料を胸に抱いた。
こんな小さなことまで嬉しい。
好きな人と想いが通じたら、世界はこんなふうに見えるんだ。
そう思っていた。
この時までは――。
気づけば外はすっかり暗くなっていた。
「んー……」
大きく背伸びをする。
ようやく資料が完成した。
「終わりました」
「ありがとう」
春樹さんはまだパソコンに向かっている。
昨日の夜のことなんてなかったみたい。
でも、それでいい。
ここは会社だもの。
私は資料を受け取って席へ戻った。
資料には、いくつもの付箋が貼られている。
必要な数字、確認してほしい箇所、参考資料。
相変わらず細かい。
「春樹さんらしい」
思わず微笑み、資料を胸に抱いた。
こんな小さなことまで嬉しい。
好きな人と想いが通じたら、世界はこんなふうに見えるんだ。
そう思っていた。
この時までは――。
気づけば外はすっかり暗くなっていた。
「んー……」
大きく背伸びをする。
ようやく資料が完成した。
「終わりました」
「ありがとう」
春樹さんはまだパソコンに向かっている。