高嶺の花も恋をしたい!
「そんなの……全然わがままじゃないよ。フフフ……先に言われちゃった」
「え?」
「私も言おうと思ってたの。『私と結婚してください!』って」
「はぁ⁉」
「だって、太一くんが誰かと結婚しなきゃいけないなら、その相手は私であってほしい。たしかに私はまだ結婚について考えたことはなかったけれど、私を気遣って、その結果ほかの人を選んだりされたら……そんなの耐えられない。だからね、それならいっそ私からプロポーズしようって、そう思ったの」
昨日からずっと考えていた。
私の気持ちを一番に考えてくれるのは嬉しい。
だけど、私だって彼が大切なんだ。だったら彼が言えない一言を私から言おう、そう決めていたのだ。
あの男前なお母様を見習いたくて。
「そんなことするわけないだろう! 俺だって花緒以外考えられない。俺が悩んでいたのは、時期だけのことだぞ」
「……うん」
「じゃあ……予定よりずっと早くなるけど、いいか?」
「はい、結婚します!」
「はぁぁ……良かった……。花緒、幸せにする。あ、そうだ……」
高野がポケットから小さな箱を取り出した。パカッと開けると、そこにはクラシカルなダイヤの指輪が入っていた。
「え?」
「私も言おうと思ってたの。『私と結婚してください!』って」
「はぁ⁉」
「だって、太一くんが誰かと結婚しなきゃいけないなら、その相手は私であってほしい。たしかに私はまだ結婚について考えたことはなかったけれど、私を気遣って、その結果ほかの人を選んだりされたら……そんなの耐えられない。だからね、それならいっそ私からプロポーズしようって、そう思ったの」
昨日からずっと考えていた。
私の気持ちを一番に考えてくれるのは嬉しい。
だけど、私だって彼が大切なんだ。だったら彼が言えない一言を私から言おう、そう決めていたのだ。
あの男前なお母様を見習いたくて。
「そんなことするわけないだろう! 俺だって花緒以外考えられない。俺が悩んでいたのは、時期だけのことだぞ」
「……うん」
「じゃあ……予定よりずっと早くなるけど、いいか?」
「はい、結婚します!」
「はぁぁ……良かった……。花緒、幸せにする。あ、そうだ……」
高野がポケットから小さな箱を取り出した。パカッと開けると、そこにはクラシカルなダイヤの指輪が入っていた。