高嶺の花も恋をしたい!
「あ、ひょっとして前に『副社長はスレンダーで長い脚が好きなはずだ』って決めつけてたのは、吉倉京子さんのこと?」
「だって、花緒も京子さんと似た体型だろ? 従兄だから信用はしてるけど、それでも花緒が翔多の好みの体型だと思ったら気分が悪かった」
「もー、何を心配してるの……」
少し不貞腐れたように言う高野がなんだか可愛く見える。
でも高野は本当にこの発表を待っていたのか、やっと全てを話すことができてスッキリしたようだ。私に黙っていたことを気にしていたのだろう。
「この見出し『はじまりはオフィスラブ』って、ドラマのタイトルみたいね」
「俺たちもだろう?」
そうだ。いろいろあったけど、夏成ハウスに入ってなかったら、この人と再会することもなかったんだわ。
この一年、ずっと傍で支えてくれて、今ではもう彼がいない生活を想像できない。
「夏成で太一くんと出会えてよかった……」
「俺も。じいさんの言う通り、間違ってなかった。夏成に入ったのは、花緒に会うための必要な寄り道だったと思う。花緒――愛してる」
「私も愛してる!」
そうして私たちは、副社長と京子さんの報道を横目に見ながら、休日の昼下がりをまったり愛し合いながら過ごしたのだ。
【完】
「だって、花緒も京子さんと似た体型だろ? 従兄だから信用はしてるけど、それでも花緒が翔多の好みの体型だと思ったら気分が悪かった」
「もー、何を心配してるの……」
少し不貞腐れたように言う高野がなんだか可愛く見える。
でも高野は本当にこの発表を待っていたのか、やっと全てを話すことができてスッキリしたようだ。私に黙っていたことを気にしていたのだろう。
「この見出し『はじまりはオフィスラブ』って、ドラマのタイトルみたいね」
「俺たちもだろう?」
そうだ。いろいろあったけど、夏成ハウスに入ってなかったら、この人と再会することもなかったんだわ。
この一年、ずっと傍で支えてくれて、今ではもう彼がいない生活を想像できない。
「夏成で太一くんと出会えてよかった……」
「俺も。じいさんの言う通り、間違ってなかった。夏成に入ったのは、花緒に会うための必要な寄り道だったと思う。花緒――愛してる」
「私も愛してる!」
そうして私たちは、副社長と京子さんの報道を横目に見ながら、休日の昼下がりをまったり愛し合いながら過ごしたのだ。
【完】


