薔薇色って何色?――ロト7で人生をやり直すはずが、敏腕弁護士の執着愛に捕まりました――
静岡へ着き。
駅から少し離れたドラッグストアへ入った。
知っている人なんているはずがない。
それなのに、検査薬の箱を手に取っただけで妙に周りが気になった。
誰も私なんて見ていないのに。
悪いことでもしているみたいな気持ちになる。
「……何やってるんだろ、私」
小さく呟きながら会計を済ませ、駅近くの施設のトイレへ入った。
個室の鍵を掛ける。
箱を開ける。
説明を一度読む。
二度。
もう一度。
手が。
少し震えていた。
検査を終え、あとは待つだけ。
たった数分。
なのに。
異様に長い。
大丈夫。
きっと違う。
ちゃんと避妊している。
だから。
違う。
そう自分に言い聞かせていたけれど、いつまでも見ないわけにはいかない。
覚悟を決めて。
ゆっくり視線を落とした。
「…………え」
線。
一本。
そして。
もう一本。
はっきり。
出ている。
見間違いかと思って、もう一度見る。
消えない。
角度を変えても。
やっぱりある。
「……陽性?」
声が小さく漏れた。
その瞬間。
頭が真っ白になった。
駅から少し離れたドラッグストアへ入った。
知っている人なんているはずがない。
それなのに、検査薬の箱を手に取っただけで妙に周りが気になった。
誰も私なんて見ていないのに。
悪いことでもしているみたいな気持ちになる。
「……何やってるんだろ、私」
小さく呟きながら会計を済ませ、駅近くの施設のトイレへ入った。
個室の鍵を掛ける。
箱を開ける。
説明を一度読む。
二度。
もう一度。
手が。
少し震えていた。
検査を終え、あとは待つだけ。
たった数分。
なのに。
異様に長い。
大丈夫。
きっと違う。
ちゃんと避妊している。
だから。
違う。
そう自分に言い聞かせていたけれど、いつまでも見ないわけにはいかない。
覚悟を決めて。
ゆっくり視線を落とした。
「…………え」
線。
一本。
そして。
もう一本。
はっきり。
出ている。
見間違いかと思って、もう一度見る。
消えない。
角度を変えても。
やっぱりある。
「……陽性?」
声が小さく漏れた。
その瞬間。
頭が真っ白になった。